あまね金工

下山 普行 / Hiroyuki Shimoyama

biography 1978年 福島県郡山市生まれ
2004年 東北芸術工科大学 芸術工学研究科 芸術文化専攻 修了
2004-09年 高等学校にて非常勤講師(工芸)。
2009-14年 NPO法人山形県デザインネットワークにて研究員 (県産品の調査、販促支援等)などに勤務しながら山形県内にて工房を構え制作活動を 行う。主に国内外の公募展、企画展にて金工品(ジュエリー、クラフト作品、七宝等) の作品発表とオーダージュエリーや建築金物の受注制作を続ける。 現在は錫を用いた器の提案と金属工芸全般の特注品の制作を行っている。
awards 2001-04年 日本クラフト展(東京都)
2003年 TALENTE 2003 International Trade Fair
(ミュンヘン・ドイツ)
工芸都市高岡2003 クラフト展 メタルクラフト賞(富山県)
2004年 工芸都市高岡 2004 クラフト展 テーマ部門賞(富山県)
2004-07年 The International Art and Design Fair
(ニューヨーク・アメリカ)
2006年 日本ジュエリーアート展(東京都等巡)
CONTEMPORARY JAPANESE METAL WORK
(メルボルン、シドニー・オーストラリア)
2007年 SOFA(ニューヨーク・アメリカ)
2008年  朝日現代クラフト展(大阪府等巡回)
2012-16年 テーブルウエア・フィスティバル 2012(東京都)
2013年 NIPPON の 47 人-CRAFT- (東京都等巡回)
2014年  台湾デザインエキスポ(台東・台湾)
2016年 CREATIVE EXPO TAIWAN2016(台北・台湾)
concept 今回出展した作品は、錫(すず)という金属を素材に制作した金属器です。制作行程ですが、まず錫の地金を1.2~1.8mm程の板状にしてから、木槌や金鎚を用い、叩き打ち出してかたちを成形しています。器に表面に見られる文様は、様々な形 状の金鎚を打ちつけて得られる、鎚目(つちめ)で表現しています。
素材の特性を生かしたものづくりを心がけ、制作工程のイメージを感じられるような 手の跡を残し、錫の柔らかな質感を意識して制作しています。
金属器は冷たい、硬いといったイメージがありますが、それらを感じさせないよう、 生活の中に楽しんで取り入れて頂ければと思っています。
comment 山形ではじっくりと制作活動ができる環境があること。山形の人は良い(付き合いやすく頼れる)ことが良いと思います。